読んでもいいことはない

少し毛色の違う話もするけどいつも通りの駄文。

こういうこととかこういうことを「公にする」ことがどれだけ神経をすり減らし得る行為になりうるか、てことの証明みたいなことになっつまったのがこの話

一方で、こういった話は「公衆化」に伴う苦労なわけね、「個人で楽しむ」範疇のもの、こと、てのは「多少のグレーなら無頓着に」考えることもある、人間だもの。実際作り手側の立場で最も被害が甚大なのが「利益化不可能な場所での無関係の個人・企業による無断利用」とそのユーザ、なので、まさに「勝手に公衆化されてしまう」ことが問題なわけだ。その公衆化した個人や企業が営利目的かどうかは全く関係ない。当たり前だが利益は本来あるべきところへ還元されるべきだ。だから作り手は守られて当然だ。と、これが著作権法だし、知的所有権保護法だ、てことだわな。

そうなんだけどさ、こういうのこういうのにとって、本当に面白い対象ってさ、やっぱりまさにそれら知財なわけなんだよ。

声優ってさ、「声の仕事」なわけだから、事務所によっては「ボイスサンプル」を公式な形でダウンロード可能にしてたりするわけよ。マウスプロモーションもだし、EARLY WINGも。「ダウンロード可能」というと御幣あるかもしれんけれど、まぁ事実上そういうこと。当然こういうこと。なので個人がダウンロードして楽しむのは多分合法、そして「個人でその mp3 に対して これやってみる」のもおそらく合法、けれどもその結果を公衆化することは、「許可なくしては完全にアウト」だし、まぁ許可をもらおうとしてもよっぽどじゃないとダメだろう。

面白いんだけどなぁ。「声優の抑揚」が目で見てわかるし、倍音の様子もわかるし。ほんと、見せられないのが悔しいよ。

あとさ、これの適用で一番面白いはずなのこそがまさにシュタゲのこれ:

1             23話ベータ --- ゼロ1話 --- ゼロ8話
2               |                          |
3 無印22話 --- 23話 --- 24話             無印22話
4               |
5            ゼロ23話

なんだわ。シュタゲに関しては、オープニング、エンディング、特殊エンディング、挿入歌、などなどをこれで繋げて同時に見ちゃうわけだ。当然そんなこと、「なんらか不正な手段で映像を入手」しないことには出来ないわけだし(DVD/Blu-ray から抜き出す行為もアウトだぞ)、ましてやそれをアップロードすることは「問答無用でアウト」なので、仮に個人でやってたとしたって見せられるわけがない。やりたいし見せたいけど出来るわけがない、てヤツね。


数日前だったかに「2018年のアニメ」について書いたけれど、なんかやたら欠けてんなぁ、と思って。

まず「刻刻」を忘れてたし。これも結構上位だわ。というよりは1~9月は結構色々楽しめたんだよ。10~12月がヒドかっただけで。全体通してみれば、2018年アニメも結構色々面白かった。10~12 だってさ、「色づく明日の世界から」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「となりの吸血鬼さん」はまぁまぁ楽しんではいたわけだし。(BANANA FISH はちょっと「義理」でみてた節もある。無論好きだったけれど。)

なんというか「何を忘れているのかを忘れている」し、まぁ自分の過去に書いたもん見りゃいいか、てことで、「2018年にどれがおもろかったか」は、今日はまぁいいか。


シュタゲな話。

どこで読んだのか失念したが、キャラの人気ランキングは 1位牧瀬紅莉栖、2位岡部倫太郎、3位鈴羽、4位椎名まゆり、だったかな、確か。たぶん無印時のランキングで、ゼロで変動してるんじゃないかと思う。

まぁ納得は出来る。無論ワタシと同じではないけれど、あーわかるわかる、て感じ。

鈴羽人気が高い理由はめちゃくちゃわかるんだけれどもね、ワタシにとって彼女はなんつーか「完璧」過ぎて、ちょっとファンタジー過ぎるキャラなのだわ。出来過ぎ、だよ、アレは。

シュタゲなアレのランキングは種類別に取ると「ワタシのものも」含め面白いはずで、事実、ワタシも観点によって全然違うランキングになる。

たとえば「嫁にしたい」で付ければ間違いなくダントツで「まゆり」が一位だし、「なってみたい」のは牧瀬紅莉栖、紅莉栖になって岡部に好き好きいいたいというかツンデレたい。なんぢゃそりゃ。あとまさに「好き」で言えば、やっぱ岡部だよ、これもダントツで。先日触れた通り、「共感」部分だとこれも「ダントツで」真帆。友達にしたい、という意味ではこれもダントツでフェイリス。「あとついでに橋田も」。ダル、いいヤツだよ、もちろん大好きだ。かくも見方によって一位が違う。(ちなみに「一番カワイイのは」なら、(ゲーム版の)椎名かがり(の Aルートの方)で、「一番好みのビジュアル」はフブキ。)

シュタゲ見てると非常に困っちゃうのがさ、「女キャラの乙女部分に共感」してしまうことだったりすんだわ。これは男として困る。女になった気分。非常にむず痒いわけなのだがそうなっちゃうんだからしょーがない。だからさ、あの無印22話、ゼロ8話の「岡部っ、わたしも…岡部のことが…」の部分なんか、もうね、岡部視点では観てないわけ。完全に紅莉栖目線でみちゃう。少女マンガ原作ならともかく、男性が書いたものでこういう気分になった作品てのは、まぁそんなに数は多くはないかなぁ。(ないとは言わない。ドラマだったら岡田惠和さんなんかそういうタイプだし。なんであれたぶん志倉千代丸/MAGES.という原作者はかなりな乙女なんだろう。千代丸さんのビジュアルは知ってるが、無論ちっとも乙女な感じはしない、が、内面はかなりな乙女だろう、たぶん。)


シュタゲ話、まだ続く。

「乙女な気分になる」と言っといてなんだけれど、この作品、「女性にも向いている」なんだろうかと言えば、そうでもない気がする。

極論すればこれは「ハーレムもの」だったりもするわけで、恋愛ものとしてみるつもりなら「一人の男を奪い合う」話、とも取れなくはなく、そして本質は「ギャルゲー」でもあり、そして下ネタも特にゲーム版は結構ヒドい。だからちょっとでも下ネタがダメな人は間違いなくアウトなので、免疫のない女子はまず入り込めないのだろうなぁと。

実際男からみればかなりライトな下ネタだと思うけれど、まゆりに「あなたの・・・ぶにゅぶにゅ」言わせるくだりとかさ、耐えられない人は耐えられないんじゃないかなと思うんだけど、どうなのかな。

あとさ、なんだかんだ「2ch」(現5ch、作中では「@チャンネル」)再現も、結構女子にはキツいような気がする。男のワタシでもあーいう殺伐とした「2chな空気」は好きではないが、女子ならなおさら受け入れられない人が多いんじゃないのか。「女性蔑視」の象徴みたいなところだからね、「2ch」て。最近はどこででもみかけるようになってしまった酷い女性侮蔑語は、「2ch/5ch」発信のものが多い。あんまり使いたくない言葉だけれど、たぶん「ま~んさん」なんかもそうだろう。男のワタシでもかなり気分を害するわけで。まぁさすがにシュタゲ作中ではそこまでヒドいのは使われていないけれど、「教えてエロいひと」とか「おっぱいに喩えて」なんぞは、今や「常識」「日常」といえるほど多用されてるわけで、その程度のものは作中でも普通に再現されている。

想像だとこれはやっぱり男性ファンの方が圧倒的に多い作品なのであろうなと思う。違う? いや、女性ファンも相当多かろうとは思うけれど、比率的にはやっぱり男性ファンの方が多いんじゃないかしら。


うー、やっぱキリなくなる。今日はここらへんでやめとく。