ノイズじゃないよーつべネタ – 例の踊り

「例の踊り」でも通じるだろうと信じている。

ここ何週間か「youtube 検索でヒットしてしまうノイズ」の話ばっかりしてたけど、今回のは自発的に探した動画のおはなし。

4月クールアニメは、結局ワタシ的には「パリピ孔明」が覇権だった。SPYxFAMILY は惜しかった。まだ続いてるのでは「アオアシ」が良い。でその「パリピ孔明」の OP の話。これがまぁ、流行ってる流行ってる。youtube にたくさん挙がってる。

「パリピ孔明」の OP のダンスなんだけど、これ、「後ろノリ」ていうのかしら、ほんの少し音よりも後ろに重心があるのが心地いいと思ってたんだよ。なんなら P.A Works の技術が足りなくて音と合わせられなかったのか? というくらいにかなりわかりやすくズレてる。公式のノンクレジット OP はどういうわけだか音質が非常に悪くて残念なんだけどこれね:

これを実際に再現しようとすると結構難しいんじゃないかしらと思うんだけどね、どうなんだろう、と。そして、やっぱりそこを再現してるのは結構探すのが難しかった。

この「ズレ」関係なく面白いのは以下2つかね:


どっちも「アニメとの比較」を抜きにしてかっちょいい、気持ちいい、と思う。(バレエダンサーのはもう一つ、トォーシューズを履いて踊ってるバージョンもある。)

して、「アニメ版の再現度」としての気持ちよさだと、たぶんこれら:


ふんどしチームのは本当に映像としての完全再現を狙っているだけあって、フザけてはいてもこの「ズレ」感の再現度が結構高くて、気持ちいいんだよね、悔しいけど。(そして「ZENRA」の完成度の高さとネタとしての秀逸さにも笑う。)

一方で、鬼滅の刃のとウマ娘のやつは音にカチっと合っちゃってて残念。かなり上手だとは思うんだけれどもね。こういう上手くて音にかっちり合っちゃってるのは(CG、生身ともに)結構あった。上手いし気持ちいいのも多いんだけれど、ちょっと残念。こういうグルーブ感覚の再現って、やっぱ難しいのかねぇ? 音に合わせたくなる生理も理解は出来るしなぁ。(「公式振り付け」として公開された映像にはこの後ろノリ感はないので、それに合わせてる動画でズレがないのはこれは仕方ないのかも。)

それにしても、だ。P.A Works の作品で、これ、もしかしたら「最も幅広い層に届いたもの」になったかもしれない。お仕事シリーズ(「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」)や「色づく世界の明日から」、「ウマ娘」など、どの作品も一定以上の評価がされていて人気が高いものもあるけれど、やはりこれまでは「知る人ぞ知る」感がずっと強くて、ハネ方がどれもあと一歩だったんだよね、ずっと。アニメファンを自称するなら P.A Works を知らないなんてありえない、だったとしても。普通の一般市民にまではそこまで届いたことはきっとなかったと思う。自分事のように嬉しいよ、このブームは。