こうみえて「宝石の国」(アニメ)の話。
ここ数日の「読むな」記事の中でも多分本当の意味で繊細な話だったりもするので、ほんとに読むなよ。というのも、「宝石の国」のストーリーそのものについてのいわゆる「ネタバレ」がどうしても入っちゃうからだ。だから毎週録画して、視聴を楽しみにしていて、なおかつ8話を未視聴の人は、(原作を知ってりゃ別だけど)読んではいけない。以下余白を大量に取るので、該当者は離脱しなはれ。
「宝石の国」アニメ、生涯ランキングでのかなり上位に来るほど気にいっているのだが、たった一つだけ「取るに足らない」不満があるにはあって。「聞き取りにくいセリフが多い」のだ、このアニメ。いつもなら字幕が付いてれば字幕で補うんだけれど、このアニメには字幕が付いてない。
「聞き取りにくいセリフ」の一因になっているのが「黒沢ともよの独特な節回し」なのだけれど、その独特さゆえの魅力でもあるから悩ましい。5話だったか6話だったかの「おお………きな……かい」(「大きな貝」)なんかは数回リピートしててようやく意味がわかった。
ここまで気にいっているので原作を買う気満々である、のだが、内容を知らないまま毎週を楽しみにしたいために、アニメの方を先行するのは維持したい。だから「原作で答え合わせ」は放映中は避けたい。となれば…?
昨日「海外の人々の「宝石の国」ライブリアクション」の話を書いた。映像の借用方法はもうこれはアウトだろ、と思うものが確かにあって、英語字幕がバッチリ最初から最後まで読めてしまうのがあった…。正規には海外向けの動画配信サイトに行った方が良さそうだが、手っ取り早く「ワタシが聞き取れなかった最後の数分」部分を書き起こしてみた:
Why won’t my new arms just move?
If you are really a part of me, you’ll fight!
Please! My…
And take care of winter…
…in my place.
Do what I say, you worthless junk!
It’s so heavy…
I can’t…stand!
Forget them! Follow the rest!
These new arms of mine are strong.
I haven’t given up.
I’ve found the courage to push beyond my limits.
So why…?
Why are they still getting away?!
Antarcticite…
suffered for me.
The blame lies with me.
ここだけじゃなく全体通して読んでみて、日本語が伝えてるニュアンスを伝えてないんじゃないのかなぁ、てところはあったが、そんなのは「翻訳に付き物」の話。抽出部分にもある。逆に日本語ではそこまで伝えてないニュアンスを、行間を埋めている翻訳もある。「If you are really a part of me, you’ll fight!」がそう。
このアニメが好きじゃない人には責められそうだが初見では「Do what I say, you worthless junk!」から先、半分しか聞き取れなかった。が、映像の演技も黒沢ともよも、そして視聴者としてのワタシも感極まっちゃてるので、聞き取れないからって別に困らない。昂ぶる、というのはそういうことだろう。
数回繰り返して、ほぼセリフが確定出来たが、最後まで聞き取れずじまいだったのが「Why are they still getting away?!」部分。そうか、そういう意味だったか…。(繰り返すけど感情的な部分で完全にシンクロしちゃってれば、このセリフが聞き取れなくても意味はちゃんと伝わってる。)
17:50追記:
「If you are really a part of me, you’ll fight!」だが、「ぼくの手だ、闘うんだ」と聞き取っていたので行間を埋めていると思ったが、「ぼくの手なら、闘うんだ」なら直訳だ。と思い聞きなおしてみたら、「ぼくの手なら、闘うんだ」と言ってそうだ。(正直聞き返してもどっちにも聞こえる。)