「読み上げ過ぎ」が一番 screencast 向けにならない理由なんだけれども。
「読み上げ過ぎ」を黙らせる方法はないんだけれど、フォーカスがどんな種類のコントロールにいるかによるのね。つまり、入力のコントロールでは基本的に「入力」を読み上げる。かつ、以下設定をしておく:
としておけば、emacs のように「指つり地獄キーバインド」読み上げに一歩前進で、以下のような screencast が成立する:
いくつかやっぱり目的に合わなくて。
- Windowタイトルは読み上げてしまう(「emacs@HHSPRINGS-PC」)
- 2つ以上の修飾キーでは読み上げが出来ないものがある
前者はキャプチャ開始のタイミングを見計らえばいいだけだけれど、後者はどうしようももない。「ALT + >」「ALT + <」は emacs ユーザは多用するはずなんだけど、これを NVDA は「シフト プラス オルト プラス イディット」「シフト プラス オルト プラス」と読み上げてしまう。「イディット」と聴こえるんけど、なんつってる? ピリオド、か?
emacs ほどには複雑ではないもの、例えば vim とか less の説明なんぞにはかなり使えるだろうね、とは思うけれど、emacs 向けにはちょいと厳しい。「2つの修飾キー」と言ったけど、「Ctrl + {」(ESCのかわり)も「コントロール プラス」で読み上げやめてしまうんでね。
なお、emacs って、telnet 越しで使うのって、ALT が使えないことに耐えねばならんのだけど、その場合のキーバインド説明には使えるな。ALT の代わりに ESC なのね。ESC はキッチリ読み上げてくれるので、
- 「ALT + >」→「ESC + >」(エスケープ ダイナリ)
- 「ALT + <」→「ESC + <」(エスケープ ショウナリ)