untitled memo for -b:v

「未整理のまま自分のためにメモを書き殴る」ののタイトルは困る、の巻。

今から書こうとすることは、気をつけないと下手すると「とても有用な情報」に見られかねないのだが、ほんとにわかったとこを書き殴っておきたいだけなので、「目立つ」と困るのよね。けれども「オレがオレのサイトを検索する」のにはわかるキーワードが含まれてて欲しい、と。

メモっときたいのは「ビデオ画質の愛称とビットレートの関係、と、ffmpeg」。

simple_stack_videos_by_sound_track で生成したスクリプトを動かすとさ、そりゃまぁすんげー時間かかるわけね。なんだけれど、simple_stack_videos_by_sound_track がやることってたとえば「画面4分割で4つの動画を同時に観る」ことなので、その4つの各々の「元の画質」を維持しようとしなくてもいいんだよね。どうせちっちゃくなっちゃうんだから。

「特定のビットレートに名前が付いてる」とはいってもこれはメーカーが各々で各々に勝手にやってるので、標準はない。ワタシはパナソニックなユーザなので、彼ら流儀だと、こんな感じらしい:

録画モード 3TB
DR/BSデジタル/HD放送(≦24Mbps) 約270時間
DR/BSデジタル/SD放送(≦12Mbps) 約540時間
DR/地上デジタル/HD放送(≦17Mbps) 約381時間
1.5倍録 約405時間
1.6倍録 約432時間
1.8倍録 約486時間
2倍録(HG) 約540時間
2.3倍録 約621時間
2.5倍録 約675時間
2.7倍録 約729時間
3倍録(HX) 約810時間
3.5倍録 約945時間
4倍録(HE) 約1080時間
4.5倍録 約1215時間
5倍録(HL) 約1350時間
5.5倍録 約1485時間
6倍録 約1620時間
7倍録 約1890時間
8倍録(HM) 約2160時間
9倍録 約2430時間
10倍録 約2700時間
11倍録 約2970時間
12倍録 約3240時間
15倍録(HZ) 約4050時間

老眼と近眼のコンボで紙のマニュアルから写経、ゆえ、間違ってる可能性については「ゴメン」。かつ、知らんがな。これの正確さについては今のワタシには関係ない。

この表でワタシにとって大事なのは、「DIGA で視聴してる体感」とビットレートの関係。ので、ワタシにとっての「情報」はこれだけ:

  1. どうやらパナソニックのこの言い回しは「DR/BSデジタル/HD放送(≦24Mbps)」を基準として「n 倍録」と言ってるらしい。
  2. 経験上、ワタシにとっては「7倍録まではストレスを感じない」が、これはつまり 24Mbps / 7 ≒ 3.4Mbps てことかしら。

で ffmpeg の話。

まず、インターネットに転がってるビデオで「ヘンタイ高画質」みたいな「とっても美しい」んでなくて、「ストレスは感じないほどの「良い」画質」のものであれば、これはどうやらパナソニック流に言えば「5倍録」程度の模様。つまり ≦5Mbps くらい。

けれどもこの「≦5Mbps」って、simple_stack_videos_by_sound_track で 2×2 を扱うにはかなり重たいんだよね。20分のビデオであれば 70 分くらいかかる。そして「7倍録までなら気になる低画質ではない」とするなら、「4分割した各々が5倍録」はかなりのツーマッチ。最低でも 7倍録相当のビットレートで良くね? てわけだ。

やってみたんだけれど、「3.4Mbps」(ffmpeg で「-b:v 3400k」)だとあんまし「おぉ、速いぜ」てほどにはならなくて、70 分が 65分になる程度にしか短縮しない。10倍録相当の「-b:v 2400k」だと62分で、画質の悪さはそろそろちゃんと気になるレベル。あと元のビットレートにもよるけれど、たとえば「1Mbps未満」が「速くなるとは限らない」。遅くなる場合は倍以上遅くなる。「圧縮」に時間がかかっちゃうから、だわな。

結局は「性能のために少し画質を落とす」ことを考えるのは結構不毛、てことなのかなぁと思う。180分が30分になる、ほどに劇的な術があるならね、もっと真剣に考えるところなんだけれども…。