ヨムナ

さはむにだ

ミタ、カセイフヲ。

精霊の守り人最終章、今観終わった。(リアルタイムより20分遅れくらい。)

まぁまぁの出だしだったようで。だったらあの第二シーズンはなんだったんだ、とは言わない。やっぱし林家正蔵みたいなノイズはあるし。結局のところネガティブ評価から始まってる分、すさまじくハードル下がり切っちゃってるのよね。だから「頭にくるほどのことはなかった」という意味において「好発進」。少しは期待しよう。

カーム役が発見だった。みたことあるなぁ誰だっけ、と。「あ、jesse か」と「わかったつもり」になった。違った。Dragon Ash の降谷建志。この二人が似ているなんて口が裂けても言ってはいけないということを今知った。この二人はセットで検索される運命にあるらしい。「そっくりだ」という文脈ではなく。(jesse を改めてみたら、全然似てなかったし。記憶違いであった。)

「NHK の悪い癖」が出ているキャステングだなぁ、の一環としての降谷建志だろうと思う。「いい方の NHK」は「適役」重視でちゃんといいもの作るけど、「悪いほうの NHK」は、大河がそうだけど「あからさまに人気優先」で、まぁその流れから理解した方がわかりやすいキャステングなんだけれど、ただ、この世界観には結構合ってんじゃないのかな、と思った。

そういえば「適役」の定義も難しいよなぁといつも思う。たとえば精霊の守り人でいえばまさに中村獅童が好例なのだけれど、「イメージに適合している」という意味において「適役」なのよね、「わかりやすく悪者に見える」。けど「違うだろ」って思うと思うぞ、一般視聴者は。「ステレオタイプな配役」には、視聴者は結構敏感なのだ。(十三人の刺客の稲垣吾郎を思い出してみて欲しい。こういうことだ、とワタシは思う。)


そして宝石の国も観た。

心臓が締め付けられそうだ、から始まり、心臓がえぐり取られそうだ、に終わる。

「好きなアニメ」列挙してて改めてわかったんだけどさ、要するに「女性が描くマンガ」が好みなのね。そして「女性が描くマンガ」はさ、心臓に来るんだわ。精神攻撃が深くてエグいのです。男はほんと単純でバカだ、と、少女漫画を読んでると思うのね。こういう「女性目線」なところがわからないと、あるいは馴染みがないと、宝石の国もキビシイかもしれないなぁ、なんてことは思う。

まとめサイトやら感想サイトみてると男性と思われるファンたちが「かわいいかわいい」叫んでるのは観察出来るでしょう? だから「いわゆるアニメオタクの男」に受け容れられているのであろうことはおよそわかる。けど逆に「別にどこにでもあるじゃん、かわいくもないよ」みたいな感想を述べる人も結構いて、そういう人たちは「少女漫画文脈」を汲み取れてない人たち、だろうなぁと思う。

宝石の国はむしろ女性が観たほうが共感出来るんじゃないのかなぁ、と勝手に思っている。少なくともこれは「少女漫画である」として視聴した方が遥かに腑に落ちるからね。ワタシは女性じゃないから想像でしかないけれど。