What’s old in Python x.y

気が散る。

なんというかなまじ Transifex では「翻訳達成率」がパーセンテージで報告されてしまうものだから、「What’s New in Python X.Y」が割合を下げている要因になっているのが、やっぱ気になるのね。

当然リソースが限られてきた中ではどうしたって優先度をつけて翻訳していくことになるから、リファレンスとチュートリアルが優先されてきて、What’s New は訳さずとも良い、と決断されてきたのはこれは致し方がないこと。

けど「気になる」から What’s New の未訳に手を付け始めて、ちょっと考えを改めた方が良いな、と思い始めている。

やり始めてからようやく気付いたんだけど、「What’s New だけを読む」のって、実はすんげー便利なのね。考えてみりゃこれは当たり前で、「面白いこと」ばかりまとめて書いてある場所、なのね、これ。しかも Python ドキュメントのほかの箇所以上に実例のスニペットが豊富で。あー、むしろ翻訳プロジェクトのあり方として、「What’s New からはじめる」のが本来理想だったんだろうなぁ。

そもそも古い What’s New も歴史を知るという意味で興味深い(はじめて Python を使った頃のものも懐かしくて楽しい)のだけれど、これまでなんとなくなあやふやな理解をしていたような機能について、あぁなるほど、と思うことも多くて。

なんせ What’s New 未訳部分は大量にあるので、これが作業完了するなんて随分先とは思う。ワタシだけでなく何人か少しずつ進めているみたい。いずれは全訳揃うでしょう。(まぁ訳がないから困るというものでもないのは確かなんだけどね。前述の通り「スニペットが豊富」なので大抵何言ってるかわかるから。)