蒲田住民は今すぐ英語を学べ、2020年には外国人が押し寄せるぞ、と、駅舎立て替え後に「異様に」広くなったプラットフォームの京急蒲田駅をみて思った。
通過するだけだろ…。
Contents
- 1 8000Hzで私の耳に奇跡が起きる! のか? (前編)
- 1.1 購入してみた – 8月16日
- 1.2 一日目 – 8月17日深夜(18日午前)
- 1.3 本番一日目 – 8月19日 朝
- 1.4 本番一日目(2) – 8月19日 夜
- 1.5 本番二日目 – 8月20日 朝
- 1.6 本番二日目(2) – 8月20日 夜 (三日目以降の準備)
- 1.7 本番三日目 – 8月21日 朝
- 1.8 本番四日目 – 8月22日 夕方
- 1.9 本番五日目 – 8月23日 昼
- 1.10 本番五日目の続き – 8月23日 まだ昼
- 1.11 本番五日目のさらに続き – 8月23日 夜
- 1.12 本番六日目 – 8月24日 朝
- 1.13 本番七日目 – 8月25日 朝
- 1.14 丁度2週間目標の真ん中なので、中間報告的なまとめ
8000Hzで私の耳に奇跡が起きる! のか? (前編)
購入してみた – 8月16日
英語に本腰を入れたいなと思い本屋漁りにいって、目に入ったのだ:
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ワタシの場合、「英語の読みは、ほとんど毎日」「英語の書きは、まぁまぁ多い」なのだけど、「読み」は当然情報収集のため、「書き」は、オープンソースソフトウェアの作者らとコミュニケーションを取るためにたまに、て具合。これに加えて、たまに「翻訳作業」もやったりする。つまり「読み書き」は、放っておいても「必要に迫られる」。
ところが、ワタシには「海外に行きたい」とか「海外の人と喋りたい」という気持ちは「全く」ないので、「聞く・話す」がほぼ「必要に迫られない」。ので、学ぼうと思うと、「意識的に本気スイッチ入れる必要がある」。
意識的に本気スイッチ入れる「必要」があるかないかで、なんで「ある」と思ったか。今でも別に「話したい」のではないのに。
実際にうまくいってみないと本当かどうかはわからないのだが、「聞ける・話せるならもっと読める・書けるのではないか」という想像があるのである。ワタシの「読み書き出来る」は「辛うじて日本語脳理解でもって」のレベルであって、「苦もなく英語のまま理解する」のとは程遠いわけだ。正直一回の読み書きは相当疲れる。日本人が日本語を駆使する日常生活から考えれば、「読み書きだけ出来る」というのはおかしな話で、それは脳内では「母国語しか駆け巡っていない」(必ず理解に母国語変換を経由する)ということなので、疲れるのは、そりゃ当たり前でしょう、と。
リスニングだけに限れば「英語に触れる機会」はいくらでもあって、例えば NHK の海外ドキュメンタリー、あるいはYouTube 動画など。けれども、「垂れ流しで聞いたって聞き取れるようにはならない」。本気になって耳をそばだてて聞き取ろう・理解しようとしない限り、決してヒアリング力は上がらない。
「奇跡の音8000ヘルツ英語聴覚セラピー《困っている外国人に話しかけたくなる英語編》」のような考え方は、実はかなり以前に別の商材で聞いたことはあったのだが、これまでは英語に本腰入れようとは思って来なかったので、スルーしていた。けれど、どうせ英語に本腰になるなら「科学的アプローチ」(に思える)ものにすがってみても良いかな、と、書店で立ち読みしながら思った。漠然と英語に触れ続けても「決してヒアリング力は上がらない」のはわかりきってるし。「科学的アプローチ」(らしきもの)については、(ワタシが購入した方ではないけど)以下 amazon の「なか見! 検索」で読めます:
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で、これで「もしもヒアリング力が高くなれば」、例えば NHK の海外ドキュメンタリー、あるいはYouTube 動画をもっと活用できるだろう、要するに「学習がはかどるだろう」と。「楽しく」なって欲しいわけだ、聞くことが。せめて「あ、知らない単語が出てきた、辞書で調べよ」頻度は上げたい。今、「知らない単語が聞き取れないまま耳をスルーしていく」状態。2週間後には「聞くことが楽し」くなるや、否や?
というわけで、ちょっと騙されてみようかな、と思い、購入。
正直いって、購入前の悩みポイントは多かった。つまり、「CD に何がどういう風に収録されてるのか」が、書かれていない。少なくとも収録されている会話の内容は、ワタシの興味とはかけ離れたところにある上に、「簡単過ぎる絶対にカッタルイはずの」内容であることは、立ち読みして十分に理解している。ワタシはやっぱり「自分が最も興味のある内容」で学習するのが一番の近道だと思ってる。いまどきはそんなもの、簡単に入手出来るんだからさ。であるから、「8000Hzが主食」で、英語は飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。
であるから、「CDの内容がどんなものなのかわからない」は相当に博打だった。そもそも「8000Hzの英語」の「英語」はゆっくり話す英語なのか、ネイティブ速度の英語なのか? それもまったくわからない。
けど、ちと人体実験してみようか、こうやってブログのネタにもなるしな、という下心もありつつ、「これまで他のヒアリング商材は何一つ試みたことはない」ので、成功するも失敗するも、2週間ならどうってことはあるまい、ということで、決断。ワタシには修得を焦る理由も何一つないのだから。
一日目 – 8月17日深夜(18日午前)
CD を取り出してみる。
「CD に何がどういう風に収録されてるのか」確認せねば、と挿入し再生…。第一印象:
普段ボリューム12の状態にしてるのを、「20でようやく普通にきける」状態。こんななのか。読んでから聞けよ、てツッコミ入りそうだけど、こう説明されてた:
で、聞いてみて、そして「ボリュームを上げて」みて、ハタと思い当たることがあった。これまでも、英語音声をどうにか聞こうと努力してきたときっていつでも、そういえばワタシ、ボリューム上げてたな、と。同じ感覚。聞き取りにくいから音量を上げてる。ずっと不思議に思ってた。そうか…、英語音声の音量が小さいから音量を上げてたのではないんだな? 高周波成分が聞き取れないことを体が感じてたわけだな。
ということを思いつつ、「CD に何がどういう風に収録されてるのか」を理解する。こんな感じ:
- 書籍本体の「Scene」に対応する、「8000Hz」トラックが(CD1に)全部入っている (1~75)
- だいたい一トラック30~40秒くらい
- 日本語対訳はこれには入ってない(嘘付き…)
- 英語音声の裏に、クラシック音楽が流れてる(全部同じ曲)
- これに続き、「Scene」に対応する、日本語対訳付きのノーマルトラックが、CD1とCD2にまたがって続く
心配が的中しておるぞ、ヲィ。使いにくいぞこれ。もっと工夫出来たんじゃないのかなぁ…?
なお、英語は「ゆっくり」である。
「クラシック音楽」が流れてることに関しては、ワタシはあんまり気に障らない。というかむしろ心地いい。人によりそうな気もしないでもない。
さて。「CD を挿入する」手間が日々続くようでは、これは続かない。この CD だけを入れっ放しにするわけじゃぁないんだし。だからまずは「CD 以外のものにコピーする」のが必要だな、と。本日はこれだけやることにして、本番は明日からにしよう…。
iPod とかそういったものを持ってる人はそうすればいいと思うけど、ワタシの場合は、DIGAに取り込んでしまおうと思った。自宅でやればいい、と思うので。アタシの場合は。
DIGA、隅々まで活用してるわけではないのでこれまで知らなかったのだが、CD を入れた状態で「黄色ボタン(全曲を HDD に)」で取り込めるんだね。「ダビング」で出来ないので最初泣きそうになった。
かくしてめでたく、DIGAに取り込めた。
さて、明日からだ、と思いながら就寝。
本番一日目 – 8月19日 朝
とにかく始めてみる。
「一日30分を目安に最低2週間」てどんなだろう、って実感するのが目標だ、今日は。
とにかく30分聞いてみた。シーンが75あるうち、30分だとだいたいシーン45くらいまで辿り着いた。てことは、2日で一枚を聞く感じか。
感想? 「30分って、思ったより長い」。聞きながら思ってたのは、「30分・2週間、という数字には、臨床実験のような根拠はないんだろうな、きっと」てこと。ならば30分でなくても良いのではないか、とも。
なんで「30分でなくても良いのではないか?」と思うかというとね、著者たちの言う「あらゆるスキマ時間」の想定は、「スキマ時間」としては長過ぎなんじゃないか、ってこと。ライフスタイルに大きく依存するのでなんとも言えないけれど、「毎日30分のスキマ時間」を作るのって、人によっては結構大変なことだと思う。スキマ時間というなら、10分が限界なんだと思うんだな、普通は。
「あらゆるスキマ時間を活用して」は、「30分」というなら「それは言い過ぎ」と言っておく。このくらいになるともう、「意識して毎日無理して作る30分」と思う。(電車通勤の時間が丁度いい、という人ならともかく。)
それでは「30分苦痛だったのか?」というと、これは確かに違う。少なくとも「我慢して聞き続ける」ではないし、実際ちょっと心地よかった。はじめて聞くと違和感ありまくりの音なんだけど、割とすぐに慣れた。だから、これを続けられないとは全く思わない。
聞き終わったあと、地球ドラマチックを聞いてみる。
特に変化は感じない。そりゃそうだな。一日で効果出るわきゃない。
ん? 「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」、こんなに聞き取れてたかな、アタシ? 少しは効果出てるのか? まぁ思い込みの力もありそうだからなぁ…。
本番一日目(2) – 8月19日 夜
「一日30分」に反するが、「確証」しておきたいことがあり、本日2度目の「30分」。
なんというか、「最初の一回目の感想」ってあてにならんことが多いからね。「心地良い」が本当か? 「続けられそう」は本当か?
まずね、「普段の音量12に対して音量20で聞く」てのがさ、とっても気に喰わんわけですよ。そもそも現実的に、CD1 のトラック 76 からはノーマルトラックが始まってしまうんだけれど、これは「普通の音」なので、ボリューム20のままにしてると確実に「自分がビックリする」だけでなく、ひっじょーに近所迷惑。
ので、「普通のボリュームでいけないかな?」と。今回の30分はそれで。
やってみると案外大丈夫。音量を上げるのと違って、「やや」集中しないといけないのは確かに違うが、結構「疲れるほどではない」、というか、全く疲れは感じなかった。慣れれば全然なんてことないな、これ。
「心地よい」の印象も変わらず。
「30分は長い」は相変わらず。正直10分くらいでちょっと「飽きてくる」。けど「心地よい」ので、やはり30分は耐えられる。
最初の印象通りだね。「30分がネック」は、単に「その時間を作るのが難しい」ことにしかない。うーん、ほんとに30分必要なんだろうか…。でもワタシは「30分」で続けようとは思う。続けられそうだからさ。
さて。
「地球ドラマチック」と「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」を、今回も聞いてみる。
うーん、ともに元々聞き取りやすい英語なのもあって余計、「聞き取りやすい気もするけれど、それが奇跡の音8000ヘルツ英語聴覚セラピー《困っている外国人に話しかけたくなる英語編》の効果なのかどうか」は、自分では良くわからない。
ところで「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」のナレーション、hour を「ハワー」と発音してるのが結構気になるのね。これって普通なのかしらね?
本番二日目 – 8月20日 朝
昨夜同様の通常ボリュームで、けれども昨日朝とは違って朝食を採りながら聞こうとした。ダメだ、これは。咀嚼の音で全てかき消されてしまって、なんにも聞こえやしない。ゆえ、一旦1分ほどで打ち切り。
なお、ワタシはヘッドフォンなどを使わずに、テレビのスピーカーを通して聞いている。
気を取り直して、朝食を終えてから改めて。
…おかしい。昨夜感じた「ボリューム12でも慣れればなんてことない」が完全にリセットされてしまっている。全然聞こえない。なんだ?
昨夜もつけっ放しだったはずの扇風機の音が邪魔に感じたので、悔しいが2分ほどしてから扇風機を一旦切る。昨夜ほどは聞こえないが、少し良くなった。
という状態から始まった。今朝は。そして「ほんとに30分必要か」で、一つだけ悟った。
というのも、「扇風機が気になって聞こえない」から始まったのに、それを切って、ちょうど半分の15分あたりの時間帯にはもう慣れてしまっていて、思い切ってもう一度扇風機を入れたところ、「あらまぁ不思議」、何の苦もなく聞こえる。
「何の苦もなく聞こえる」と言っても、ワタシのヒアリングは字幕やテキストなしでは50%聞き取れればいいほう、くらいのレベルなので、「苦もなく聞き取れる」の意味ではない。ということは、このくらいのレベルであると、ある程度の時間は「助走時間」となってしまうことを見越して30分、と考えた方がいいのであろう。
というわけで今朝は前半15分と後半15分の印象が全然違っていた。
なお、書籍の説明で気になることがある。昨夜と今朝では、15時間ほどしか空いていない。しかし説明では「残留効果は24時間は継続する」としている。これでは昨夜と今朝の(最初の15分の)聞こえ方が全く違うことが説明出来ない。やはり「臨床実験的なデータに基づくわけではなさそうだ」は正しいのではないか、と疑いたくなる。
もう一つ「わかり始めてきたこと」。それは、「音が小さい + 心地よい」という状態そのものが効果を生む要因なのではないか、ということ。8000Hz で耳のピントを云々、という著者の理論が正しいのかどうかとは全く関係なく、「音が小さい + 心地よい」を維持していると、自然と「耳をそばだてる」(耳を澄ます)ことへ意識が向くようになる。瞑想状態? なのかもしれない。これは確かに「垂れ流し」とは違う。
ということはつまり「8000Hz理論」が仮に「立証できる科学」でなかったとしても、「耳をそばだてる」ことにさえ意識を向けられるのならば、そもそも効果は確実に期待できるのではないか? また、ほんとうに「8000Hz理論」に効果はないならば、「耳をそばだて」もしないならば効果は見込めない、ということもありうる。
ところで、ここからは本日時点での想像。「ということは」。現時点でのワタシは「聞こえる/聞こえない」評価がやっとのところなので、耳に入ってきた英語を「(テキストなしで)全部理解する」など論外の状態なのであるが、これが全部聞き取れて、意味が取れるようになって来てからが心配である。何せ素材が「ワタシには全く興味がない」ものなのだから。飽きてこないだろうか? 「心地よい」だけでモチベーションを維持出来るかどうかだけにかかっているような気がする。
さて。「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」は本日もきいてみるも、無論「聞き取りやすくなった実感」はまだなし。
「「耳をそばだて」もしないならば効果は見込めない」という想像に従って、明日以降は意識的に集中度を高めてみようと思う。今朝までは単にリラックス状態に委ねっ放しであったが、「リラックス状態を潤滑油にして集中する」のが良いに違いない、という理屈だ。それとおそらく「8000Hz が 100% 聞き取れる」にならないと、実感出来る効果は得られないに違いない、とも思う。
ところで「この CD、使いにくい」をどうにかしたくて。つまりワタシに必要なのは 8000Hz トラックだけなので、DIGA を整理しようとして、ノーマルトラックを消そうと試みたのだけど、「消し過ぎ」てしまった。
だって DIGA のインターフェイス、酷すぎるんですもの…。複数選択して操作、出来ないので、一つ一つチマチマ削除しないといけない。量が多いから、集中力が切れると間違う、というシカケである。泣きそうになった。
馬鹿馬鹿しい、と思いながら、仕方ないのでもう一度最初から取り込み直してから、「削除」をリトライ。あー、無駄な時間を過ごした…。
本番二日目(2) – 8月20日 夜 (三日目以降の準備)
朝悟った、
を効率よく実践するためには、聞きながら記入出来る自己採点表を作るのが良いであろう、と考えた。
聞きながら記入出来る自己採点表による効果は、「測るだけダイエット」と同じものを期待している。また、たぶん「記入しながら聞く」ことは、「集中して聞き取ろうとする」ことを手助けするのではないか。
ちょっと面倒ではあったけれど、MS excel でこんなものを作った:
Click here to download
これを印刷した。明日からはこれに記入しながら聞くことにする。
本番三日目 – 8月21日 朝
本日は、昨晩作っておいた自己採点表とペンを持って、通常ボリュームでの30分。
「自己採点表とペンを持って「聞き入る」」という体勢からしてもう、「あらゆるスキマ時間を活用して」とか「ながらで出来る」とは程遠く、完全に集中訓練モードというか「臨戦態勢」「トレーニング」である。
当然この体勢なので「集中して聞き取ろうとする」。想像通り。はっきりと昨日よりは「耳を澄ます」ことに集中出来た。
本日の自己採点:
数値は一応10段階で付けてみたが、100% でない限りは感覚的なものでしかなくて、「自信度」を自分なりに正直に記入したもの。我ながら酷いヒアリング力だと思うが、これでさえ「ちゃんと昨日よりも聞き取ろうとしている」ので、自分では「昨日よりも聞き取りが出来たという実感がある」ので達成感がある。
それでは昨日より疲れたのか、というと、これが全くそんなことはない。相変わらずリラックスを維持したまま。のでこれなら続けられる。
ふむ。この状態で続けてみよう。
ただこうなってくるとまぁ、「これで効果が出ないようならよっぽどだ」。(ほんとうにあるなら)「英語耳チューニング効果」を上回るだけの投資しちゃってる。
昨日同様「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」は本日もきいてみる。「トレーニング」の効果があるので、昨日よりは聞き取りやすい。当たり前だが「聞き取れるようになった!」というはっきりとした実感には結びつかない。
本番四日目 – 8月22日 夕方
今日は色々イレギュラーで。
朝7時前に目覚めたにも関わらず、そしていつものように起きてすぐに水を500ml。が、非常に調子が悪い。
熱があるのか? と思って体温を測ってみたが 36度6分。まったくもって平熱。なのにやや頭痛気味。ぼーっとした感じも抜けず。「英語の勉強」どころではない。
結局朝は諦めて、また、このまま寝てしまった方がいいのでは、というくらいだったので、もう一度寝た。
再び起きたのは12時。改めて500mlの水を飲む。朝よりはマシなのだが、それでもまだ頭痛っぽい。仕方がないので諦めて頭痛薬を飲む。
落ち着いてきたのは15時くらいから。ハードディスクレコーダにとっていた金曜のドラマ「表参道高校合唱部」を見たら「余分に」元気になった。あぁ、これなら今日も「トレーニング出来る」ぞと、ようやく。
思うんだけど、何するにも「ポジティブに」取り組むのが何よりだと思うんだね。「落ちてる」状態では、何やったって効果は上がらないんじゃないかなと思う。
てわけで、本日も昨日と同じ方法で、ただし、「シーン46から」の30分。17時くらいだったかな。なので、昨日からは 30 時間を大きく超えてあいてしまっている。つまり、著者の言う「24時間の残留効果」が全く期待できない時間、てことになるね。
本日の自己採点:
昨日よりはっきりと採点が低いのは、たぶん後半の方が長文率が高いため、と思う。「前半の時間帯は耳が慣れていない」のに、難易度が高めのものから聞き始めたから、といことなんだろう。この聞き方をすると自信をなくす人もいそうだ。でもそれで自信なくすの、馬鹿げてると思う。
「30分は堅持」しつつ「CDを一通り」としようとすると、「46~75、1~8」のような聞き方がどうしても出てくるし、なので「毎日違う巡り方で聞く」ことになるわけなんだけど、これが良いのかどうかは…。「測るだけダイエット」の効果は「日々の成長の視覚化によるモチベーション維持」によるものなわけだ。でもこれだと「日々の」ではなくなってしまって。
「測るだけダイエット効果」狙いならひょっとしたら毎日同じものを聞く方がいいかもしれない。でも一方では「毎日新鮮な方がいい」こともある。これは人によると思うけれど、ワタシは明らかに後者。だからこのままの聞き方で行く。
「自己採点シート」の使い方で、ちょっと気をつけた方がいいことに気付いた。記入時なんだけど、「前日までの採点」は、絶対に隠した方がいい。なぜって、つい前日の採点に引きずられてしまって、無意識に「正直でなくなってしまう」から。もともと「自分の感覚でしかない」ではあっても、「自分の感覚ですらない」のでは意味がない。
さて、今日も「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」を。昨日と感想は全く同じである。「聞きとろうとする」効果が維持しているので、普段より「聞き取ろうとして」、結果「聞き取りやすい気がする」。今のところは「当たり前の効果」しか出てない、ということになる。
本番五日目 – 8月23日 昼
今日は体調が良い…、のだが、環境がマズかった。
祭りの日。囃の音。とてもではないが「聞き取り」なんて出来る状態になく。ただし…。「ヒアリング出来る状況になくイラつく」わきゃぁなくてだな。気持ちがいいではないの。風も心地いいし。ま、落ち着くまで待ちましょ。
てわけで昼過ぎた。
本日の自己採点:
極端に採点が低いところは、実は掛け時計の秒針が止まっていることにふと気付いて、気が取られてしまった時間。それと「落ち着いた」と言ってもはっきりといつもより騒音はある状態のままだった。ただ、「ヘッドフォンなしでスピーカーで」聞いているので、周りの騒音は常に拾っていて、今日に限らず車の音やら何やらは毎日のこと。「昨日までよりはうるさい」程度なので、どうにかなるかな、と思って、そのまま気にせずに続けていた。
ワタシは本日時点では「これはトレーニングとしてなら効果があるはずだ」と思っているので、「集中が途切れたことで聞き取れない」をそのまま素直に記録してる。要するに「集中を持続する」訓練とも思っている。そして前日までも何度か言ってるように、「苦痛を感じながら踏ん張る」ものではなく、むしろ心地良いために続いている。
今日の「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」聞き取りの印象も昨日と大差はないものの、昨日より「やや」聞き取れている。昨日は確信めいたものは少なかったが、「昨日の印象が確証出来た」という感じ。あぁ、続ければ効果出そうだなこれは、と思い始めている、ようやく。
本番五日目の続き – 8月23日 まだ昼
8000Hz 理論を例えば疑い、「リラックス状態のまま集中出来る環境を作って集中することに効果がある」説が正しいとするならば、環境音と英語を同時に流して「聞き取る」のでも良い、ということに、果たしてなるであろうか?
例えば以下のように。上2つの環境音はボリュームが大きいので、先に流して YouTube プレイヤーで音量調節しておくこと。
こんなんで効果あるなら、教材には事欠かなくて良いんだがねぇ?
あるいは「環境音」ということで言えば、「カフェなどの喧騒」という手もあるか:
本番五日目のさらに続き – 8月23日 夜
昼の発想から、「個人で「癒し系英語教材」を作って楽しんでみる」を書いたのであった。
仮に「聞き取りにくいけれども気持ちが良い音」から「聞き取ろうとすることが良いトレーニングなのだ」のだとしたら、を踏まえた教材を作れるんではなかろうか、てことだったんだね。「個人で「癒し系英語教材」を作って楽しんでみる」ではそのことは伏せていたけれど。
「科学的な根拠」なんてないわけなんだけれど、でも「喧騒の中で会話を聞き取る訓練」なのだとしたら、「少しも役に立たない」ということにはならない気がする。(効果なくても癒されるからいいじゃないか、とも言えるし。言い訳しやすい教材ではあるね。)
本番六日目 – 8月24日 朝
特に事件のない六日目の30分。祭りだった昨日とは違って静かだし、ちゃんと朝だ。
自己採点には特に変哲もない。
「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」についての印象も昨日と大差はない。
初日よりは聞き取れていることは確かだが、ただ、段々中身の英語を記憶しつつあって、耳よりも先に記憶が反応しはじめてる。こうなってくると、「待ち構えて聞く」ようになってきて、英語字幕とともに聞き取るのに近い状態になってくる。最後まで同じものを使うか微妙だ。教材を変えた方が新鮮味があっていいかも。効果の実感のためには、同じものがいいとはいえ、飽きるのでは意味がない。どうすっかなー…。なお、候補は同じく MIT の「The Forces on an Airplane」。
ところで、「聞き取り出来てきた」という実感よりも先に、「少し英語がゆっくり聞こえる気がし始め」ている。こんなにゆっくり喋ってたっけか、という感じ。そういうもんなんだろうか? これが気のせいでないなら、トレーニングの効果が少し出始めているのかもしれない。でも気のせいでもいい。思い込みでもいい。思い込みでもそれがモチベーション維持になるのなら。
本番七日目 – 8月25日 朝
概ね平穏。聞き始めて20分ほどで、ゴミ収集車と廃品回収車の同時攻撃は入ったものの、「20分付近」という時間帯のせいか、動じることなく集中は出来ていた。
昨晩NASA TV を見つけて多少長めの時間聞いた影響も否定できないけれど、本日はよく聞き取れた実感があった。あるいはもしかすると、「聞き流し時間」も作ると、効果を高めるということも、あるのかもしれないなぁ。
「Fuel Consumption 英語の勉強兼B737とカローラはどっちがお得か」だが、印象が少し変わってきた。昨日の「ゆっくり感じてきた」の正体がわかってきた。
どういうことかというと、「清聴モード」に意識的に持ち上げなくても良くなってきている。「聞き取れる」絶対量が増えている実感はまだないのであるが、体が省エネモードに移行しはじめている感じ。
最低でも「トレーニング」の効果は出てる、のではないかなぁ、と思う。「8000Hz理論」はともかくとして。
丁度2週間目標の真ん中なので、中間報告的なまとめ
記事自体が大きくなり過ぎてきたので、記事を前編・後編で分けようと思う。
なおここで「本日時点で感じていること」を書くが、さらに一週間後の最終結論とは全く異なるものになりうることは、予めお断りしておく。ここまで毎日「実施と記録」をしてきて、「日々感じ方が変わる」と感じている。であるから、「前編」だけで読むのをやめず、「後編」も読んで欲しい。(本日時点では無論まだ書いていない。)
現時点で感じていること1(ネガ):
- 英語教材としての出来が良いとは思えない。ツッコミどころ多し。
- 「8000Hz理論」が「英語に効く」についてはそんなに信じてはいない。
- ほかに裏づけとなるような情報が見当たらないため。
- ただし、同じ理論に基づく「1日5分「高周波」英語トレーニング【CD付】」(著者は別人)はある。
- 「8000Hz論」にこだわるあまり、「効果が高まる使い方」を疎かにし過ぎているのでは。
- 書籍の論法は黒魔術臭がする。「楽して金儲け」に飛びつくタイプのダメ人間を集めやすいのでは。
- つまり「これだけで万事うまくいく」と考える方が普通間違ってるが、そう思うタイプの人種を引き付けやすい言い方をしてしまっている。
最後のが、「奇跡の」が何にかかるのか、ということで一つ言いたかったのである。まず、本のタイトルだけの日本語だと、「奇跡の英語教材」は意味しないことに注意すべきだ。「奇跡の音」なのだから。私は本を買う際には必ず「著者の考え方がわかる場所」である序文や後書きを読んで、共感出来るかをみるので、「この本の主題は、音の方」ということは知った上で購入している。「英語にも効く」と言っているので、「足しになるのかぁ」くらいの軽い気持ちでしか決めてない。
聴覚もテリトリーにしている医者の理論ということなので、1ビットとて信用出来ない、などということはなく、一定以上は信じているが、立ち読み時点からしてワタシの場合は「英語にも効きそう」ニュアンスはちゃんと受け取っていた、という意味である。
けれども、買ってから家で読み返してみると、やはり読めば読むほど「8000Hz理論への過信を助長する」が目立つ序文であることに気付く。単にニュアンスの問題といってしまえばそうなのだが、この序文を読んで、「一切の努力なく劇的にヒアリング能力を改善できる魔法」(奇跡の英語学習)と思ってしまうのは、正直無理からぬことである。少なくとも今のワタシには、「使い方に注意を向けることなく漠然と利用する」ことで効果を生み出せるほどのものには思えていない。
最低でも序文の主張は、「通勤電車の喧騒のなかで、なかば居眠りに近い状態で流しっぱなしにしてるだけで良い」というウソみたいな考え方さえも否定しない。もちろんワタシには、そんな状態で効果が出るなんて、とてもではないが思えていない。
「「効果が高まる使い方」を疎かにし過ぎている」とはそういう意味である。
現時点で感じていること2(ポジ):
- この教材で何の効果も出せない、とは少しも思わない。
- 「8000Hz論が本当なら」、本日時点で「聞き取りやすくなっている」のはそのおかげかもしれない。
- 「8000Hz論が嘘でも」、本日時点で「聞き取りやすくなっている」のは、「聞き取ろうとする」ことに慣れてきたからだ。
- 2週間続けて「完璧に聞き取れるようになる」予感はない。今のところ。
- 2週間続けると、「もとの「よくて5割聞き取れる」が「常時7割に」」くらいが、想定できる限界。
- けれどもそれは、他の教材を活用するための「ロイター板」「補助輪」になれば十分ではないか。
つまり「私に効く」ことになんの疑いも持ってはいない。
なにせ少し効果めいたものが出てきたので、ワタシは騙されたまま2週間続けるつもりである。まだ道なかば、なので結論を推測するのは危険だが、「奇跡は言い過ぎでも薬効はあり」くらいは言えるんじゃないかな、とは思ってる。
後編へ続く。