EvernoteクリップボタンはEvernoteユーザのために外した

「WP Social Bookmarking Light」という WordPress プラグインを使っていて。

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「WP Social Bookmarking Light」には、なぜか Evernote クリップも入っていて。Evernoteクリップは「Social」ではないのであって、このプラグインの本来のテリトリーではないと思うんだねぇ、ってのはまぁ、最初から思っていたことなのだけれども。それ以前の問題としてね、なんか使いにくいんだなぁ、これ。

で、代わりになるものをちょっと探ってはみたのだけれども、いや、これにこだわるのは間違いだな、と結論付けるに至る。

まず、「WP Social Bookmarking Light」が Evernote クリップのために使っているのは、「Evernote Site Memory」という、「かつて Evernote チームが公開していた API」のようで、今でも動きますけれども Evernote サイトからはもはや情報辿れません。だので、「Wordpress evernote plugin」とかそんなグーグルさんすると見つかる情報は、全滅です。いや、出来るけれども、利用者にとって最善のものにはならない。

どうやらこれは Evernote チームの想いらしく、Evernote が提供するアプリケーション、例えば Chrome 拡張、これが現在の Evernote の推奨、とのこと。

実際そうなんです。ワタシ、

のユーザです。これね、ずんげー使いやすい。html の構造化に依存してしまうので、クリップしにくいサイトがあるのは事実ですが、Wordpress 製のサイトは軒並みクリップしやすいです。

しかもね。半年くらい前だったかと思うんだけど、「Clipper」「Clearly」「Skitch」の3つが統合されて、Evernote Web クリッパーひとつだけで良くなりました。

実際にやってみてるとこです:

このサイトのクリップもそうですが、横幅のコントロールがあんまりうまくなくて、動画でもヘンチクリンなことになってるのはわかると思います。けどね。相手は「画像からも自在に文字列抽出するEvernote」。ここは考え方ひとつ。つまりは、案外「スクリーンキャプチャ」でも良かったりします。あと「簡易版の記事(Clearly)」が秀逸だと思うのよねぇあたしは。元のサイトのデザインが優秀な場合はさすがにちょっと残念なことにはなりますけれど。

そもそも「全文をクリップしておきたい」のかな? そうでもないんだと思うのです。キーワードだけ、とか、「あ、なんか気になる、あとで読もう」とかだとね、「なんとなくのサイトイメージと元サイトへのリンク」でよかったりするわけ。言うなれば、「アイキャッチ代わりの本文付きのブックマーク」的に使えたりもするのですね。

アクセスログ解析ツールなんぞを使っていますとね、なんだかいったん何かの拍子にワタシのサイトに辿り着いたものの、ブックマークせずに離脱して、記憶のキーワードを頼りにまたここに来ようとしてるの? のような検索キーワードがあったりします。そういう人にこそ、Evernote Web クリッパーを薦めたいね。

EVERNOTE基本&活用ワザ完全ガイド [ 小暮正人 ]