Pillow の 3.1 以降を CPython 2.7 on Windows にインストール出来ないので

結構前から気付いてたけど、こねくりまわそうと画策だけはしてたので黙ってた。

3.0.0 までは問題なく pip でインストール出来るのだが、zlib と libjpeg への依存が必須となった関係で、すべからく失敗する。しかもビルドのシカケが非常に前近代的で、今のとこどう措置すればいいのか見えてない。(というよりか、「必要ライブラリが含まれてまっせ」という説明がウソになってることが問題なのね、本質的には。)

どうしても最新でないと困ることが現時点で若干ある。ImageGrab.grabclipboard が最新の Windows に対応できてないがそれ。これについては、これの改修は pure python 部分だけなので、PIL/BmpImagePlugin.py だけ手作業で差し替えると良い。PIL/ImageMorph.pyについても多分同じかな。

なんか管理の考え方がおかしい気がすんだよなぁ。CPython そのものが zlib、tcl/tk に依存し、ビルドは出来ていて、ライブラリのビルドも出来ているわけで、どうにかそっちを使えないもんなんであろうか? あまり詳しく中身読んでないから、何がしたくてこれらとリンクしようとするのかわからんのだけど、Python のレイヤーを回避してでもダイレクトに C でお話しなければいけない理由があるってことか? まぁそうだろうなぁ。だとしても、winbuild の構造はかなりムゴいと思う。

Python 2.7 への呪縛がない人は、Python 3.x 使いましょ。こっちは問題なく pip でイケます。(ワタシが試したのは 3.5。)