5年前に探ってたあとは真剣に探し直してないってのはあるんだけどね。
結局は「動画で説明したい」の際に、自分の声を入れたくないならば、「キーキャスト」ってそれなりに今でもときおり欲しくはなる。特に感じてたのはやっぱり ffmpeg な例たちの説明の際に「ffmpeg を使ったスクリプトを書いてるの図」の録画時、かな。エディタの編集画面だけだと伝わりづらいと感じることがある。ただ、まぁ「なくても致命傷とは言えない」ことから、5年前に探ってあまり決定打が見つからなかった記憶から、探し直すのは億劫になってた、てのが流れだね。
これとこれが、ワタシがキーキャストに触れた記事になるかな。ちゃんと「紹介」の形にしてるのは後者の NohBoard だけだね。keycastow については「使って、」ということに触れたのみで、詳細について何も語ってない。
で、最近ワタシ的に「あとちょっとで flash のサポートが終了する」関連の作業で JING 関係の記事をたぐる必要が発生してて、それで「スクリーンキャスト」に伴ってキーキャストの話も強制的に思い出させられたもんで、「久しぶりに」と思った次第。
で「公式サイト」を訪問すると、どうにも全く記憶にないことになってる。「No binary provided now. Please checkout the code.」うーん、最初に試したときはバイナリリリースがあったんじゃないかと思うんだけどなぁ、自力でビルドした記憶なんてまったく蘇ってこない、どうだったかなぁ?
さてさて。だとするとこっからが問題で。「Microsoft 提供の開発環境」って、「かなりの頻度で情報の新鮮さが変わる必要がある」のよね。今 数年前と同じ情報で Build Tools を取得しようとしても、「同じ状態で」は入手できない。単独での CUI オンリーなビルドツールの形では配布されていなくて、そう、ちょうど 2005 Express の配布の頃と似た状態で、「アクティベートが必要な IDE 等々もろもろのフルセット」でしか手に入らない。無論「サインイン」せずに評価期間が過ぎると IDE は使えなくなる。けれども。
ここらの Visual Studio 関係の情報、一回ちゃんと整理しないとなぁ。ともあれ、だ。「IDE は使えなくとも CUI のビルドツールは使える」という状態そのものは数年前のこの時から変わってはいなくて、出来る、ビルドは。ただ…、個人的にね、なんともそれこそ「1~2年ぶり」くらいなんだよ、Microsoftt な C++ のビルド。長らく Cython も自分ではどうこうしてなかったからねぇ。記憶だと2年まではいかないくらいの過去には「複数バージョンの Visual Studio ソリューションのビルドを試みる」ことをしてたんだけどね、それ以来ご無沙汰。ので、「久しぶりに」Microsoft な C++ の自力ビルドをやった。
パスが…。前もそうだったが、「見つからんのよ、MSBuild」。ようやく探り当てた(ワタシの場合):
1 [me@host: ~]$ cd c:/Users/hhsprings/Downloads/KeyCastOW-master
2 [me@host: KeyCastOW-master]$ export PATH="${PATH}":"/c/Program Files (x86)/Microsoft Visual Studio/2019/Community/MSBuild/Current/Bin/amd64/"
3 [me@host: KeyCastOW-master]$ MSBuild.exe -p:platform=win32 -p:Configuration=Release keycastow.vcxproj
4 .NET Framework 向け Microsoft (R) Build Engine バージョン 16.6.0+5ff7b0c9e
5 Copyright (C) Microsoft Corporation.All rights reserved.
6
7 2020/11/15 6:29:12 にビルドを開始しました。
8
9 ... (snip) ...
10
11 2 個の警告
12 0 エラー
13
14 経過時間 00:00:13.00
うん、よかね、ビルドは出来た。
ただ、実行した結果が、これも少々記憶と違う。emacs で実際に試してみせたように、その際はちゃんと emacs 相手に使えてたんだが、この自分で今ビルドしたやつは、emacs に入れてるキーストロークは捕まえてくんない。Windows 10 は 7 の頃の IME とは全く違っているのだが、それに関係してたりすんのかなぁ? 今ざっとやってみた感じだと、コンソールで動いてる bash に向けたキーストロークはとらえてるので、ffmpeg な例たちでコマンドラインに打ち込んでる姿を見せたいニーズには応えてくれるけれど、emacs でのスクリプト編集のキーストロークは見せてはくれない。
それと。「終了方法がわからない」。うーん、そうだったけか? 全然憶えてない。とりあえず bash から起動してる場合は Ctrl-c で、そうでない場合は taskmgr から殺したが、いやぁ、こんなんではなぁ…、日常使いにはウザいぞ。ま、これはわかったら追記するかも。(しないかも。)
18:40追記:
非常に少なくて、アクティブとは言えない issue tracker のおかげでかえって助かった。終了方法は「タスクトレイ」のメニューから。質問と回答の issue が close されないまま残ってた。危なくソースコード解析しようとしかけたわい、やめたけど。前回試した際はきっとこれに気付いてたんだろうけれどね、あれなのよ、なんかさ、Windows 10 のタスクトレイって、なんか非常に識別が難しくない? ワタシの PC の場合はこんなね: