感心なブレイカー

あえてタイトルを外すヒト。

3.11 が近付いているので、ここ数日前から震災関連の特集が多い。その中のひとつで、「震度7 何が生死を分けたのか~埋もれたデータ 21年目の真実~」の中で。観たのは何日か前で、すぐに書こうかとも思ったんだけれど。

いくつか初耳があったんだけれど。

まず「通電火災」という現象がある、ということは耳にしたことがあった。けれども観ながらどんな理由で起こるものだっけか、てのに心当たりがなく。あぁそうか、たとえば電気ストーブとかそういうのが地震で倒れた上で、ブレイカーが落ちないままだった場合に、電気が復旧すると…、ということか。

阪神淡路の際の「地震1時間以上あとの謎の火災」のほとんどが、この通電火災で説明出来た、ということだった。

で、この番組で問題にしていたのが、「通電火災への警鐘はずっと以前から行われていたのに対策が進んでいない」ということであった。そしてその「対策の決定打」として認識されているのが「感震ブレーカー」なんだと。初めてみた、これ。そしてだ。驚いてしまったのは、「普及促進のサポートをする自治体もある」にも関わらず、その普及率が 3% (たしか) とかなんだと。なんか高価そうには見えなかったんで、行政に頼らず「皆で草の根的に」普及させてったら? と思う。こんな紹介、それこそ毎日やればいいのにな。

あともう一つ思ったけど、「ブレイカーがちゃんと地震で落ちる」ことも大事だけれど、イマドキは「安物ストーブ」でない安全な暖房器具ってのも多いので、そういうことも考えたらいいんじゃないのかな、ってこと。(例えばダイソンの「水陸両用冷暖共用扇風機」なんてのもあるし(ワタシが持ってるヤツ)。