Python 2.7 翻訳が部分的 Transifex 化し、Transifex が Service unavailable になった日

Transifex というのは「翻訳支援」としてなかなかに優秀なわけである。

WEB UI はもうひとふん張りしてくれ、という小さな不満が 5 つばかりあるが、UI デザインのセンスは悪くない、というか理想的で。Python 3 系の翻訳プロジェクトは Transifex で翻訳・管理されている、というわけだ。

なんだけど、2.7 まではそうではなくて、rst に直接翻訳を入れていたわけね。これがなかなかに保守しずらくて、(かなり稀な)Python 2.7 ドキュメントもあまり軽視したくない人(かつ翻訳に参加してやろうという人)にとっては大変なことになっておった。

なので「せめて gettext だけにはしておかない?」って提案したら、本日 2.7 も Transifex 管理が開始された。「やった、素晴らしい」と大喜びしておったのだけれども…。

夕方6時くらいに突如 Transifex が何の前触れもなく「Service unavailable (503)」に。

We’re performing a quick maintenance on our servers and our service is currently unavailable.

Please check back in a moment.

だと。とっくに moment てますけど。定型文にケチつけてどーすんだ、てことでもあるけど。

まぁそれはいいんだけどね。












えーっと。ここからは報告。

「Python 2.7 翻訳で、本来更新されて然るべき」な、「Python 2.7 メンテナンスリリースにおける新機能」の中で最も大きな ssl の翻訳更新の作業をここ数日やっておりました。今晩中に作業が終わりそう。なので、数日中には新しい ssl モジュールのドキュメントが読めると思います。

Python 3.4 の ssl ドキュメントもほとんど未訳だったため、同時並行で翻訳を進めていたので、今日の昼までくらいまでの状況は今 3.4 の ssl で読めます。こっちも数日中には全部訳されたものが読めるはずです。

What’s new や実際の翻訳を通して、2.7.9 からの ssl が恐るべき進化(ドキュメント的にも)を遂げていたことがわかった。古い方は SSL 3.0 が危険だなんてこと、言っていなかったが、これは当たり前で、設計バグが判明したのは 2014 年だから、旧 2.7 訳がこれを書いてるはずなんかないわけな。






00:10 追記: イキオイで「数日」言っちゃったが、数日ではいかないかもな。ワタシ一人でやってることではないから。まぁ確実に年内には「最新の ssl ドキュメントの翻訳」読めるようにはなると思うよ。