日本人にあらば人にあらず、的な

実は日本人よりも西欧圏の人たちの方が「喜んで」国際化に取り組んだりもする。

長年海外のソフトウェアとも付き合ってきて、結構色々だなぁ、と思いつつも、結構国際化には「真面目に」取り組んでくれる西欧人は多かったりもする。

けれども。

間違い探し
1 <div class="updated">
2 <p><strong><?php _e('Settings saved', 'menu-test'); ?></strong></p>
3 </div>

2箇所「ダメダメ」なんだけどね。

正解は越後…
1 <div class="updated">
2 <p><strong><?php _e('Settings saved.'); ?></strong></p>
3 </div>

Wordpress の「多言語対応」は昔ながらの gettext 由来の PHP-gettext。この gettext がさぁ、昔から「アメリカ人にあらずんば」感、丸出しで好きになれないんだよねぇ。実際これに振り回された経験は数知れず。どういうことかといえば、gettext の「キー」となるものは、「本家開発者にとっての母国語」(十中八九英語)の文章丸ごと、なのね。だから「’Settings saved.’」と「’Settings saved’」は別物。で、このミスをしでかす「本家開発者」は、まずこのことに気付かない。だから追っかけるのが大変でなぁ。なんでシンボルにしないんだろう、と、ずっと思ってたさ。文章をキーにするなんて、愚の骨頂じゃないのかね、と。

「’menu-test’」部分は「ドメイン」の指定で、つまりメッセージ群のグルーピングみたいなものね。今の場合は WordPress 標準とは切り離したいメッセージテキストと翻訳群を管理したい場合に指定するものなんだけど、「menu-test」なんてきっと誰かの試行錯誤かサンプルの名残だろ。こんな状態のもの、撒き散らすんじゃないわよ、まったく。