にさんがシックス、なんで足さないの?

Python 2.7 から Python 3.x への遠い道のり、に対する一つの回答「six」。

確か NumPy だったかで依存してるところからsixの存在に気付いて、そのうち自分でも使おうっと、思いつつもまだ手を出してない。「Python 2.7 is dead」とか「Python 3だけ使え」という人たちの中には、一部には「世の中にはいまだ Python 2.6 しか使えない環境さえ「メジャー」」という現状を知りつつ無視して過激に煽ろうとする人たちもいる。気持ちはわかるけどそういうわけにもいかない、という事情持ちには2種類の人種がおり、一方は OSS のデベロッパー、もう一方は「「このバージョン以外認めません」という回答をありがたく頂戴するための有償サポート」に甘んじざるを得ない、大規模プロジェクトの末端エンジニアたち、であろう。CentOS 6.5 でも標準バンドルされる Python は 2.6 だからな。(6.6から? Python 2.7 は。)

「新しいものほど良い」とはアタシでも思わないけれど、企業ユースでは「古いものほど良い」と思ってるのではないか、と言いたくなるほど昔のものが好んで採用される傾向がある。正直どっちの気持ちもわからないでもないんだけれど、どっちも極端だよなぁ、と、「ぱんぴー」なアタシなんぞは思う。

…って、あー、っと、何の話だったっけ。あ、これだ:

The name, “six”, comes from the fact that 2*3 equals 6. Why not addition? Multiplication is more powerful, and, anyway, “five” has already been snatched away by the (admittedly now moribund) Zope Five project.

足し算より掛け算の方がつおいのれすか、そうれすか。

知らなかった人で興味がある方はどうぞ。あと Python 3 からのバックポートものは結構あります。enum34 とかその他もろもろ。

…なお、今回の話は実は「pyOpenSSL」の依存物だったりします(pyOpenSSLpyftpdlib)の依存物)。「pyOpenSSL」の依存物、おもしれーよ:
pip_install_pyopenssl
pycparsercffi は本気で遊びたい。