emacsネタって案外需要あるのね…

なんだろ、Popular POST の推移とか、検索で辿りつく人(辿りつかなくとも「検索する人」)とか、emacs ネタがそれなりに需要あるのね。意外だ…。

試しに「emacs vim を使いこなす」で検索してみ。これが emacs ユーザの置かれてる現状ね。アタシだって今更 emacs 普及委員会なんぞ、率先してやろうとは思わんよ。誤解も多いしな。

かつてはさ、もっとハードル高かったよ、確かに。

わたしのばやい、「それしか選択肢がない」環境に強制的に置かれて、一週間「イヤイヤ」使っているうちに離れられなくなったクチで。かつてこんなだったのはさ、「カーソルキーでのカーソル移動がデフォルトでは使えなくて、面倒な環境設定をしなければならなかったから」とかね、あったわけよ。でも今はさ、vim でさえデフォルトでカーソルキーを使える。なのでな、15年前よりは遥かにハードル低いはずなのね。

それだけでなくて、emacs の場合はさ、linux のデフォルトシェルが問答無用で bash になったおかげで、bash には慣れてる人が多い。となれば、「emacs のクソ複雑(で指がつる)キーバインド」だって、もはや emacs だけの個性ではなくなってきてる。(bash が emacs を真似たのよ。知らん人のために言っとくと。)

だからといって「emacs だけが世界だ」と言えるだけのもんではないよね、既に。いくつかの点では未だに emacs にはかなわない、といえるものもないではないけど、「それが理由で」emacs を薦めるだけのもんでもないです。

でも、需要はありそうなんで、そのうち「なぜに emacs ユーザは emacs から離れられないのか」は書こうかな、とは思う。チームってのは「同じものを使う」のがとても大事で、皆で同じものを使うからこそ情報共有出来るのであって、もしも「チームで emacs 使いたい」と思うなら、「皆を洗脳するためのネタ」は欲しいでしょ?