使えるものは使えばいいのに

「プアなWindows作業環境」なんてな投稿はしたけれど、Windows も進化しているわけで、9x, NT4, 2000, XP, Vista, 7 と進むにつれ、作業環境は確かに良くなってきている。

「作業環境」といっているものには当然大きく2つあって、GUI の快適さと「自動処理系の作業のしやすさ」で、後者については、「DOS」、Windows 9x 時代からある「WSH」(Windows Scripting Host)、そして Windows PowerShell は、確か Windows 2000 時代に登場しつつも、OS にバンドルはされることはなく、XP でもそれは続いた。Vista ユーザだったことはないのでわからないが、Windows 7 (Home Premium)ではデフォルトでバンドルされているようだ。(自分でインストールしてはいない。何かほかのものをインストールしたついでに入った可能性もないではないが。)

仮に、だ。プアなWindows作業環境に「これだけは」とお願いするとしたら?の「これだけは」が許されないとする。幸せな環境しか知らない人には信じられないことだろうが、これはごくごく普通である。努力していない場合がないとは言わないが、努力が許されない環境も、非常に多い。

その場合に「さぁDOSのバッチを書かねば」となるのは…なんでなの?????

観察していると、2つ理由がありそうだ:

  • 所属している文化と違うことをやるにはエネルギーが必要なので無難にやりたい
  • 新しいことは疲れるのでやりたくない

ともにワタシは非難しようとは思わない。もっと大事なことがあるなら、それに力を注げば良い。ただ、「DOSでなければならないと言われてもいないし提案してみる価値もあるし、DOSに不満だらけなのにそれでも DOS から離れない」のだとしたら、「なんでだ」としか言いようがなくて、「あるものは使えばいいのに…」と思う。(ただし…、実際エネルギーを使うのは「提案」なので、気持ちはわかる。かなり準備万端で技術説明をしなければならないことも多々あるし。)

私はほとんどの場合、なんとかお願いして Python だけは入れさせてもらうことが多かったので、「真に素のままの Windows」機会は実はそう多くはなくて、Windows PowerShell も大昔に興味を持って少し触って以降、何年も触っていないので、まったく知らない。けれど、「真に素のままの Windows」に身をおくことになれば、迷わず Windows PowerShell に飛び込む。

画像では MD5 ハッシュを取っている。ググればすぐに出てくる。情報は大量にある。

WSH のメリットが ActiveX (COM) と連携できたこと、だとすれば、Windows PowerShell は .NET に(多分)フルアクセス出来ること、にあると思う。つまりは、多少なりとも C# や VB.NET 経験があれば、迷わず使えるものであろうと思う、おそらく。