まもなく Python 3.6 がリリースしようという今でも「Python 2.7 still reigns supreme」がネタになってしまうという話

久方ぶりに Twitter なんぞ見た、の流れで気になるものは少し見ている。

当然 3.6.0 beta 1 が「ホット」だ:

けれども一方では:

今でも pip でインストールされる Python パッケージの python バージョンは、2.7 が 3.5 より「一桁多い」。

記事全文はこれね。個人的にも全文訳が欲しいなぁなんてことも思ったりもしたけどちょっと気力もないのでやめとく。最後の Conclusion でこんなことを「問うている」:

Python 2 still seems to be the most-used version of Python by far, at least in terms of packages installed via pip. With Python 2’s end of life in the near future, it’s time for the Python community to start having a serious conversation about how to smooth the transition from Python 2 to 3.

Aside from 2to3 for automatic code translation, most major packages providing Python 3 support, and several guides focused on porting Python code from 2 to 3, what are we missing? If you’re still using Python 2, what would convince you to make the switch?

Pythonのどのバージョンを採用すべきか? みたいな今更な話で書いたけれど、ワタシは多分これの一番の元凶は「保守的な linux ディストリビューション (CentOS など)」と、それより遥かに輪をかけて保守的な「古いものほど良い」風潮(大企業ほど多い傾向)にあるんじゃないかと思っている。最新バージョンの CentOS が 1 年近く前にリリースされている状況で「あえて2世代前を選択する」という企業文化は、「おそらく相当多い」。これはいわゆる「有料サポートが追いつけない」ことに関係しているのだと思う。

保守的傾向が悪いとは言わない。「新しいものほど良いものだ」が真とは限らないことは誰でも知っている。だから安全よりに「枯れているはずであろう古いもの」を選択したくなる判断は痛いほど良くわかる。どうなるんだろうなぁこの問題。あと3年で 2.7 は「正式に死ぬ」ことになっているんだけれども、このままだと先延ばしも考えなきゃいけなくなったりしないのかな?

ちなみにワタシ個人は未だに 2.7 を使うことが多いんだけど、これは単に色々入れたサードパーティモジュールの保守が個人だと案外面倒でね、億劫になってるだけ。ひとさま向けのものを書くときは 3.x 意識するんだけどね。