44 歳にもなって何やってんだよ、みたいな話

ちょっとアタシは変わってんのかもしんないんだけれども。

犯罪であれなんであれ、一方的に非難するのなんて簡単だよな、とついつい考えてしまう。ひとつ前の投稿にちょっと通じる話だけれど、軽々しく知った風なこと、良く言えるな、みたいな感じね。

いつもだと夏の終戦関連の報道なんかで感じることなんだけどさ、なんだかんだワタシらの年代(1972年うまれね、アタシ)なんてのは、どう頑張ったって「戦争を知らない世代」以上の何者でもないわけ。だから軽々しく「気持ちがわかる」なんてことは言えない。共感するには想像に頼るしかないし、そんな自分の経験を超えるような想像なんかたかが知れている。

キング・オブ・コメディ、って、ほっとんど意識したことなかったんだけど、あ、相方はあれか、下町ロケットの子か。今写真見たんだけど、この高橋って方、まったく記憶にない顔。

一線を超えるか超えないかなんか紙一重なんだろうな、と思う。いつ自分の身に降りかからないとも限らない、とも思う。絶対大丈夫だなんてそんな自信はない。バカやろうだな、とは思うけれど、きっと一線を超えてしまう人々との差なんか、微々たるもんしかないんだろうなとも思う。

だってさ、例えばちょっとした怒りを爆発させて自分をコントロール出来なくなるなんて、誰だって経験するじゃない。それが殺人に結び付くかどうかなんて、紙一重のはずなんだよね。「今回のは殺人じゃないじゃん」? いや、なんだって多分一緒。ストッパーがどっかで外れてしまうんだろうけど、一度外れてしまったら、おそらく誰でもそれをもう元には戻せない。違いは「最初に外れたかどうか」でしかない。

擁護してるつもりはないよ。だけど「俺は絶対にこんなヤツとは違うからクズだと言い切る権利がある」てのは違うんじゃないのか、て話。そんなに偉いの? 俺。