ちゃんをつければかわいくなる

知に働けば角が立つ,情に棹させば流される。

argument の話を書き終わった後で気付いたんだけど、いったいぜんたい、日本で一番最初に「-er」的なものに「~子」語をあてるようになったんだろうか、と気になりだした。

たとえば「specify」という動詞に対して、「specifier」となれば、「指定する」「指定子」(あるいは「指示する」「指示子」)が訳語として当てられるのが普通である。これってな、「桃尻語」的には「指示する子ちゃん」そのものだなぁ、と思って大変腑に落ちる一方で、では、「~するもの」や「-er」を「子」とするのは、一体いつからなんだろうかと考えると夜も眠れない。

現代語だろう、と思う一方で、「コンピュータの普及により」でないことはこれだけは明らかで、「演算子」(オペレートする子ちゃん)は数学用語としてずっと一般的だったろう。考えられるタイミングとしては、1. 戦後の著述で統一されていった、のかも。2. 明治大正期の西洋文化移入時。3. 江戸時代の西洋文化紹介時。4. 江戸時代の和算。てか数学しか頭にないけど、ほかにありえるかしら? 医学とか? 思うよりずっと古かったりすると面白いんだけどなぁ。なんかでわからないもんだろか?