130周年だったり111周年だったり143周年だったり100周年だったり

タイトルだけで全部どれのことかわかる人がいたら凄い。

立体地形図のための材料をダイソーで見繕おうか、かつ、Perfume 「Fan Service[TV Bros.]」を買いに行こう、それだけじゃなんだから、日本郵船歴史博物館に行こう、な日曜日。横浜に2年、東京に10年住んでいるけれど、そしてずーっと存在は知っていたけれど、気になりつつも素通りし続けた日本郵船歴史博物館に、ついに入ってみようかと。住人ほど観光名所に行かないもんである。札幌タワーも札幌時計台も、住んでた頃は入ることはなく、東京出てきてからだ、入ったのは。

日本郵船歴史博物館に直行したければ桜木町まで行けば良いのだが、まずはダイソーと書店が目的なので、横浜駅で降りた。

先にダイソーに入り、「いいあんばいの透明のもの」を探す。透明のクリアホルダーが目当てだったのだが、結構不透明なのな。でもまぁ、使うからいいか、と、これはこれで買う。工作用プラシートみたいなのも売ってたが、1枚ずつでしか売ってない。つまりちょい高い。硬貨ケースも良いのだが、これも同じ。何枚も必要なので、ちょっと…。クリアポケットは透明度は高いがぺらっぺらなので、「立体地形図」として加工するのは頭使わないといけないなぁ、と思ったけれど、25枚で100円という安さなので、やり方は後で考えよう、と購入。歩きながら、粘土と割り箸で柱を作ることを思いつく。行けるかも。

そのまま向かいの有隣堂へ。が、有隣堂ではなぜか目的の Perfume が見つからず、なので、そごう横浜の紀伊国屋へ。見つけた。これだけ買って帰るのもなんだな、と思ってちょっと長居するも、ちょっといくつか気になるものはありつつも、結局手には取らず、Perfume のみ購入。「Fan Service」を冠するもの、久しぶりだな。この装丁、とても Perfume らしい。

ここから電車には乗らずにそのまま歩きで桜木町の方へ歩く。途中馬車道駅手前で「文化財発掘準備工事」をしていた。日曜なので作業はしてなかったけど。みせるためなのか、中が覗けるように、囲いのところどころが網目になってて、覗いてみた。はぁん、何か赤煉瓦作りの遺構だ。なんだろ、位置的には官庁系の建物か、あるいは銀行とかだろうか? なんの案内もないのでわからない。明治・大正期の建物なんじゃないかなとは思う。

日本郵船歴史博物館へはたぶん13時半頃に着いたのかなぁ? 400円。

「単館券」とあるのは、これは氷川丸とセットのものがあるからね。入ってみるまで知らなかったんだけど、氷川丸も日本郵船のもの。

ちょっと失敗した。もっと早く来た方が良かった。展示全部を真面目に全部みようとすると、昼過ぎに来たのでは間違いなく閉館時間までいることになる。というか閉館時間ギリギリの16時半までいた、結局。スペースがとても大きい、とは感じなかったので甘くみてたが、映像資料や、インタラクティブな端末をじっくりみてると、全然先に進めない。「引き出しの中もご覧ください」なんてのもあるし。船舶模型なんかももっと隅々まで眺めて楽しんでいたかったのに。ちょっと早足でみないといけなかったのが残念。

いってみれば一私企業の「社史」みたいなもんだし、後半なんかはタンカーだとか「コンテナ革命」だとか、LPG船だとかの、「歴史?」なものもあるけど、やっぱ前半は面白い。そもそも岩崎弥太郎から始まってるなんて知らなかったし、というよりか三菱系だったのね、てことさえも知らずに入ったわけで。渋沢栄一の名前まで出てくる。歴史の中盤に NCA が出てきたのもびっくり。えーっ? NCA って日本郵船だったのか…。

全体として結構楽しめたけど、個人的には「昔の航法」の話が面白かった。ハンドログと「ノット」の関係についての話が、へぇ、と。航空関係も船舶関係もちょっと色々知ってたつもりだったんだけどなぁ。六分儀の使い方もはじめてわかった。六分儀の実物は、なぜか小田原城址公園内の郷土文化館の2Fにも実物が展示されていたが、何一つ説明がなくて、どうやって使うんだ、と思っていたので、わかりやすい動画の説明で、ありがたかった。

130年、は日本郵船ね。

帰りも桜木町駅から乗るつもりはなかったのだけれど、桜木町駅には入った。入ってみたらびっくり。あらら、ちょっとした博物館になってる。柱に歴史の展示があるのね。崎陽軒の包装の展示もあったりする。帰ってきてから「100周年だから」とわかった。あぁそういうことか。なお、今の桜木町駅が、日本初の鉄道駅としての「かつての横浜駅」であり、この「かつて横浜駅だった」頃から数えると 143 年、「桜木町駅」になってから100年。

帰りは野毛側から線路沿いに横浜駅を目指す。高島町高架下のそばに、「2代目横浜駅遺構」が残っている。うーん、ここは前にも来たような気もする。どうだったっけ?

横浜駅から京浜東北線に乗った。鶴見駅手前で車内アナウンス。川崎駅で人身事故につき、鶴見駅で運転を見合わせる、と。またかよ、をぃ。10分ほど乗車したまま待ってみたが、明らかに長引きそうな気配を醸し出していたので、仕方なく京急への振り替えを使う。というか JR 鶴見駅を降りたのなんて何年ぶりだ? 降りてみたら知ってた景色と全然変わっててびっくりした。あらら、いつの間に。京急の駅の雰囲気は昔とあんまり変わんない。

京急そのものはたまに使うのでもう慣れたが、富山から東京に戻ってきてしばらく京急に乗らない日々が続き、何年ぶりかで京急乗ってドアがデカいのに驚き直したのを思い出す。やはりデカい。知ってる人は知っている。京急の車両のドアは「片開き」なので、はじめて乗るとびっくりする。京急蒲田駅の変貌は最近ずっと続いているが、西口に何か作っているようだ。ロータリーか?

なお、111年、は、JR蒲田駅。111年のどこがめでたいのかは、ゾロ目だから、なの?










2015-10-02追記:
「文化財発掘準備工事」はこれだ:

これまで埋まってることがわからなかった、というのも面白いものだな。たかだか100年くらいのものなのに。