「漫画TOKYO”X”DAY かわぐちかいじ」だって

9月1日は防災の日。

ということで民放各局でも防災の日関連の番組や特集を。「Mr. サンデー」でも。

3.11以降の「Mr. サンデー」の特集はありがたい内容が多かったので期待して観たが、今回のはあんまり収穫はなかった。

収穫は2つ。

1つ目。集団心理の問題について。避難行動における「追従行動」の問題。たとえば映画館などの避難において、両開きの扉なのにも関わらず、片側だけが開かれた状態であっても、そしてそれが混雑の要因となっていても、誰も疑問を感じずに列に追従してしまう、ということを実験で示していた。

これを知っているのと知らないのとでは行動が違ってくると思われる。知ってる人が声かけすること、が大事なんじゃないかと思う。扉まで辿り着いてから自分が開ける、と考えるよりも。

2つ目。東京都が「東京防災」という冊子を、9/1から配布し始めているとのこと。あら? 来てるかしら? …郵便受けには、大田区からのものは入っていたが、都からのは来てない。これから来るのかな? 紹介されてたのはこれ:


電子ブックはやはり本物の冊子にはかなわないな、読みにくい…。Mr.サンデーでは全世帯に配るみたいなこと言ってたけど、サイトをみても配るとも配らないとも書いてない。P174からの「もしもマニュアル」には救急医療や消火器の使い方、脱水症状の防ぎ方、簡易ランタンの作り方、などなど、やはり冊子で読んで頭にキッチリ入れておきたい内容も多そうだ。スクリーンで読んでいても今ひとつ頭に入ってこない…。

実際に行ってみればわかるけれど、東京都防災ホームページ 「東京防災」デジタル版(電子書籍)には、漫画もあった:


かわぐちかいじかぁ。あんまし好みでないのよね。同じ大御所なら、大友克洋が描いてくんないかな?

ところで、東京に住むようになってもう結構経つのに、いまだに毎年9月の「防災の日」の感覚がなくて、「なんで防災の日なんだっけ? あ、関東大震災か」を毎年繰り返している。宮城に生まれ育ったワタシにとっては、1978年6月12日の宮城県沖地震をきっかけとする防災の日、に馴染んでいて、大規模避難訓練といえば6月、というイメージがいまだに抜けない。今の宮城県民はどうなんだろうか。やはり 3.11 に避難訓練が移動してたりすんのかな? いまとなっては 78年の地震なんか、ほとんどピンと来ないだろうしなぁ。